インプラントは失った歯を補う歯科治療です。歯は失ってしまうと元の自然歯に戻ることはできませんが、インプラントによって自然歯に近い義歯を装着することが可能です。
デンタルインプラントはチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、そこに義歯を装着する技術です。それまでの主流な治療法であったブリッジのように両隣の歯に負担をかけることなく単独で治療が行え、よりしっかりした噛み心地を得ることができます。見た目も自然で、周りからはインプラントと分からないため、自信にも繋がります。
人工歯根・歯冠になったからといって、歯磨きをしなくてもよくなったわけではありません。インプラントも自然歯と同じように歯磨きなどで歯垢を除去し、歯石が溜まらないようにしなくてはいけません。それはインプラントも放っておくと、病原菌によって歯周組織に炎症が起きる「インプラント周囲炎」にかかるからです。定期的に検診を受け、インプラントを大事にしましょう。
インプラント治療は人工歯根を植え立てるため、手術を必要とします。充分な検査を行い万全の準備のもと、治療に入ります。
患者様のお口に関する状況をお伺いし、インプラント治療の方法や費用、期間、治療後のケア方法などをお話しします。
レントゲン撮影と口腔内診察を行います。インプラント埋入本数、部位、治療費についてご説明します。
局所麻酔を用いて、血圧や血中酸素濃度をモニタリングしながらインプラント埋入手術を行います。
手術後定期的に消毒を行い、数か月の経過観察を行ってから上部構造を埋め込んだ歯根部に装着します。
インプラントを長持ちさせるには毎日のケアと定期的なクリーニングが重要です。メインテナンスは主にPMTCを行います。